熊本地震にみる「木造枠組壁工法」の「地震」に対する強さ

2023年6月2日

2016年4月の熊本地震では、震度6強以上が4回、うち震度7を2回記録しました。建築基準法において「ごくまれに発生する」と想定する「大地震」が何度も発生し、全壊約8300 棟、住宅被害16万棟という大きな被害が出ました。

熊本県の日本ツーバイフォー建築協会会員社のアンケート結果によると、回答のあった2940棟の木造枠組壁工法住宅においては住宅全壊・半壊は0棟で、97%が「当面の修理が無くとも居住できる状態」であったことがわかりました。木造枠組壁工法(ツーバイフォー・ツーバイシックス)の地震に対する強さを証明しました。

平成28年熊本地震ツーバーフォー・ツーバイシックス
2,940棟
震度7 ×2回
震度6強×2回
震度6弱×3回
震度5強×4回
震度5弱×8回
合計19回
全壊・半壊0棟 2,852棟(97%)が当面の補修無しで住める状態

〈過去の大地震〉
タイプが異なる過去の大震災でも木造枠組壁工法(ツーバイフォー・ツーバイシックス)の地震に対する強さは証明されています。

日時地震名調査棟数当面の補修無しで住める状態の家(割合)
平成7年1月17日阪神・淡路大震災8,948棟8,659棟96.8%
平成17年1月13日新潟県中越地震725棟721棟99.4%
平成23年3月11日東日本大震災20,772棟19,640棟95.0%