熊本地震にみる「木造枠組壁工法」の「地震」に対する強さ
熊本地震にみる「木造枠組壁工法」の「地震」に対する強さ
2016年4月の熊本地震では、震度6強以上が4回、うち震度7を2回記録しました。建築基準法において「ごくまれに発生する」と想定する「大地震」が何度も発生し、全壊約8300 棟、住宅被害16万棟という大きな被害が出ました。
熊本県の日本ツーバイフォー建築協会会員社のアンケート結果によると、回答のあった2940棟の木造枠組壁工法住宅においては住宅全壊・半壊は0棟で、97%が「当面の修理が無くとも居住できる状態」であったことがわかりました。木造枠組壁工法(ツーバイフォー・ツーバイシックス)の地震に対する強さを証明しました。
平成28年熊本地震 | ツーバーフォー・ツーバイシックス 2,940棟 |
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震度7 ×2回 震度6強×2回 震度6弱×3回 震度5強×4回 震度5弱×8回 合計19回 | 全壊・半壊0棟 2,852棟(97%)が当面の補修無しで住める状態 |
〈過去の大地震〉
タイプが異なる過去の大震災でも木造枠組壁工法(ツーバイフォー・ツーバイシックス)の地震に対する強さは証明されています。
日時 | 地震名 | 調査棟数 | 当面の補修無しで住める状態の家(割合) | |
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平成7年1月17日 | 阪神・淡路大震災 | 8,948棟 | 8,659棟 | 96.8% |
平成17年1月13日 | 新潟県中越地震 | 725棟 | 721棟 | 99.4% |
平成23年3月11日 | 東日本大震災 | 20,772棟 | 19,640棟 | 95.0% |